金利の本質って一体なんなのでしょうか
こんばんは。まさです。
今日は金利についての話です。
金利って、よく聞くと思うんですけど、深く考えたことあります?笑
お金を銀行に預けたとき、金利が高い方がいい、とか
金利が高いところでお金を借りると利息が高くつくからやめた方がいい、とか
そういうイメージがあると思います。
もし手元に1億円もっていて、人に貸すか、工場を建てて(投資する)製品を作るかで迷っているとします。
工場を建てる場合、それにより100万円の利益がでるとします。
この場合の金利は、100万/1億=1%となります。
なぜなら、もし人に2%で貸すことができれば、金利は2%となり、工場を建て物を生産するという活動は消えて無くなってしまいます。
工場を建てるより人にお金を貸した方がいいですよね?
それでは皆困ってしまうので、金利は2%にならないわけです。
反対に、金利が0.5%でお金が借りられる状況だとすると、いろんな人がお金を借りたくなるはずですよね?金利が低く、借りやすい状況ですから。
ただそうなると、皆がお金を借りて自動車工場を建てて、100万円の利益を得ようとしますよね。
そうなると、借り手が多くなるので金利は高くなっていくはずです。
つまり金利は、物の値段の変化を調節することができるのです。
別の状況を見てみます。
例えば、親友がどうしても100万円を借りたいという状況の場合、
もし好きなように利率をつけることが可能であれば、どうします?
一方、ただの知り合いから同様に100万円借りたいと言われたらどうしますか?
きっと親友には低い利率で、知り合いには少し高い利率でお金を貸し出すと思うんですね。
結局、親友には1%、知り合いには10%で貸すことにしました。
1年後、それぞれの100万円の価値は、親友に貸したお金は101万円、
知り合いに貸したお金は110万円になります。
では逆に1年後には100万円と同じ額にした場合、
現在の価値はどうなるでしょうか。
親友は99万円、知り合いは91万円となります。
つまり、同じ100万円でも価値が異なるわけです。
上の状況の場合、知り合いに貸した方がリスクが大きいですよね。
なので、安全な100万円の方が価値があるわけです。
お金は時間によって価値を変えます。
マイナス金利って???
数年前に、日本はマイナス金利になったというニュースが世間を騒がせました。
金利がマイナスって一体どゆことやねん。。。
と思われる方今でも多いですよね、正直。
言葉で説明すると、民間の金融機関が中央銀行(日本銀行)に預けている預金金利をマイナスにすることです。
金利をマイナスにしたことで、お金を預入した人が損をしてしまうという構図になります。
つまり例えばいままで、0.01%の金利がついたものが、−0.01%になったということ。100万円を預けていたら、1年後に1万円余分に受け取ることができていたのに、いまは1年後に1万円を預金者が払わないといけなくなってしまったんです。
なぜ「マイナス金利」政策をとったのかというと、
民間の金融機関が日本銀行への預金をしないように促し、その分のお金を企業などに対して貸し出すようにさせることで、経済の活性化とデフレを抜け出そうと試みているためです。
マイナス金利が決まったことで、
民間の銀行は、今まで日本銀行に預けいれていたお金を企業や個人向けに貸付を行わないと、利益を作り出すことはできません。
そのため、多少金利を下げてでも貸し出しを行っていくと考えられます
金利を下げないと、金利が高く借りてくれる人が少なくなってしまい、利益がとれないからです。
ちなみに金利が下がっていくと、日本の銀行にお金を預けていても全く利息が増えないので、金利のいい外貨を購入する人が増えます。
つまり、円安、外貨高になっていきますね。
正直、日本の円だけを持っているのは危険かなあと思ってしまいます。
詳しくはまたお話しようと思います
@まさ