国民年金:学生特例納付期間分の追納する必要はあるのかどうか。
こんばんは。まさです。
今日は国民年金について書いていこうと思います。
国民年金は20歳を過ぎたら60歳まで支払わないといけませんよね。
国民の義務のひとつです。
僕は学生時代、20歳から22歳まで納める事が難しかったので、
学生納付特例期間により猶予してもらっていました。
(※あくまでも猶予で免除ではありません)
そのため、約3年(=36ヶ月)は国民年金を納めておりません。
そこで以前から気になっていたのは
「一体自分は年金をいくらもらえるのだろう」
ってことです。
そこで調べてみました、受給できる(予定の)計算式。
どうやら国民年金は年度によって満額が決まっていて、
支払った期間によって金額が変わっていくような計算式になっていますね。
【計算式】
満額✖️(納付国民年金月数/480ヶ月)
現在の満額が、779300円です。
上記計算式に、自分が支払った国民年金の期間を当てはめて計算すると、将来自分がもらえる年金額がわかります。
仮に、ぼくが学生時代の3年間を除き、60歳まで年金を納めたとすると、合計年金払込期間は444ヶ月です。
つまりぼくがもらえる年金額は
式)779300円×444/480=720852円
となります。
上記の計算結果を12ヶ月で割ると、毎月の年金受給額が算出されます。
上記の場合、毎月約60,000円の年金を受け取ることができます。
以下に、国民年金の満額受給額のグラフを作成しました。
参考:平成30年度|国民年金(老齢基礎年金)の満額支給は年額77万9300円
次に比較として、自分が学生時代に支払う予定だった国民年金納付額を
計算してみます。
⇧日本年金機構のサイトに、これまでの年度別の年金保険料が記載されています。
上記HPの情報を元に、国民年金額の推移グラフを作成しました。
(平成20年度以降)
こうしてみると、国民年金額はやはり上昇気味ですね。
僕の場合、合計すると学生時代に595,500円の国民年金を納付する必要がありました。
学生時代に納付しなかった年金は10年間猶予をもらえるのですが
この分の国民年金を追納するかどうかが多くの人が迷ってしまうと思います。
学生時代の国民年金を追納した場合、何年間の国民年金を受給したら得するのでしょうか。
追納しなかった場合、先ほどの計算結果の720,852円 が毎年もらえます。
満額は779,300円ですので差額は、
779,300円ー720,852円=58,448円
つまり毎年約58,000円の差ができますね。
年金を受給し始めてからの年数をAとすると
A ✖️ 58,448円 ≧ 595,500円
A = 10.2年
つまり約10年以上の国民年金を受け取ることができれば、追納をしても元が取れます。
一方10年以上、国民年金を受け取ることができなければ、損をしてしまうことになります。
正直追納したほうがよいかは、個人の判断によるところが大きいと思います。
僕たちが年をとった頃は年金受給開始も遅くなり68歳以降になるでしょう。
その場合、10年経過したとき78歳になってしまいます。
78歳まで生きている自信がある人は迷わず追納しましょう。
一番最初、国民年金のことを調べる前は
「どうせ将来年金もらえなさそうだし、納める必要なんてあるんかなあ」
って思ってましたが、日本の年金制度はかなり良い条件だということがわかり、見方が変わりました。
条件はありますが、配偶者がなくなってしまった時には、
国民年金が姿を変えて、遺族基礎年金というお金がもらえますし、
障害を負った時も障害年金がもらえます。
皆さん、当たり前に支払っている国民年金についてもっと調べてみるべきだと思います。
ただなんとなく支払って、年をとったらもらえるだけの制度ではないんですね。
@まさ